ビジュアル的に完璧すぎる女性に料理ができるわけないだろーー！と思うものですが、このカリフォルニア育ちのイタリア人ギアダ・デ・ローレンティスが一人で料理する番組にはなぜか誰もが惹きこまれてしまうのです。
ギアダは、ビバリーヒルズにあるウルフギャング・パックの店で修行した後、アメリカのフードネットワーク・チャンネルで料理番組を担当し大人気になりました。そしてこれが、数ある中の一番最初のレシピ本です！
タイトル通り、おうちで作る毎日のイタリアン。
たとえば、ペストソース。ペストソースと言ったらバジルですが、ギアダはそれだけではない。サンドライドトマトのペスト、ほうれん草と松の実のペスト、ルッコラのペスト（絶品！）、マッシュルームのペストなど想像外の作り方を教えてくれます。
このレシピ本を読んでいるうちに、私たちが描く「イタリアン」のイメージから解き放されて、もっと自由で気取らないイタリアンを覗くことができるのです。
海外のレシピ本は日本のレシピ本と違い、なぜか写真が少ない本の方がいいレシピ本とされている傾向にあるため、この本もすべてのレシピに写真があるわけではありません。でもレシピの英語は簡単。それゆえ、材料と作り方を読むことによって料理の世界を旅することができる。読み進めていくうちに、お家の冷蔵庫とパントリーにある材料でなんでもお洒落なイタリアンを作れちゃうようにさせてくれるのがこの本であります。
Everyday Italian: 125 Simple and Delicious Recipes: A Cookbook (English Edition)
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